皆様、こんにちは!
iyouコンサルオフィス広島の中岡です。皆さんは、「最新の携帯の本体代が最大半額分支払い不要!」というような広告を見たことありませんか?
携帯端末の価格が高額になっている今、まさに主流の携帯端末の買い方のようです。
毎月の負担額を少なく、おトクに最新の製品へ…毎月の負担を軽減!48回払いなので支払いを少なくできる!最大半額分のお支払いが不要!etc…どのキャリアもこのような内容で告知しております。
で、それってどういうこと?ということですが、ざっくり言うと、携帯代が分割で48回(4年)払いが25回目(2年支払い済)から支払いをしなくても新しい機種に交換できるという画期的なプログラムです。
「え?支払い半額でいいの?それならすぐ購入したい~」と、思う人もいるかもしれませんが、2年で返却するということは、携帯が自分のものになることなく、また新しい携帯端末のローンが始まる。
確かに新しい機種になるのは嬉しいことですが、永遠にローンを組まされるというシステム…携帯も所有する時代から、リース(借りる)時代になったのだろうと私なりに、理解はしましたが、そもそもそのからくりに販売元の思惑は?と疑問に思い、このサービスについて調べてみました。
まず、携帯購入の際の割引やサービスには
① プログラム適用の購入サポートプログラム。
② 回線セット割引。
③ 独自割引。
という3つのサービスがどの携帯会社もメインになっているようです。
① 購入サポートサービスというのが、先ほど少し説明した「最大半額分支払い不要!」というものです。
例えば120,000円の端末を購入したい場合、60,000円支払った時点で、綺麗な状態の携帯を返却すれば、新しい機種が使えるというサービスです。
「2年リース(レンタル)」といった方がわかりやすいかもしれません。
そもそも綺麗な状態での返却…というのが落とし穴で、返却時に画面が破損していたり、機能が正常に作動しないと引き取ってもらえないため、契約した時点で、補償サービス(保険)をかけることを勧められ、入ってしまったという人も多いのではないでしょうか?
勿論、2年で返却というのは義務ではないため、その時返却できなければ、その後も残債を払えばいいのですが、せっかく割引サービスを使って契約したのに…という結果になります。
② の回線セット割引というのは携帯会社それぞれの回線使用と端末をセットにするとお安くなります。という内容。
端末の安さにばかり気を取られて、使用料が高くなってしまってはこれも結果、「安く購入した。」ということにはなりません。
③ の独自割引というのはそれぞれの携帯会社で独自のサービスの適用。
各携帯会社が独自にオプションのサービスをつけて割引としているというあれやこれや工夫をこらしているものになっています。
この3つとも販売元の携帯会社ができるだけ、自社の回線を使ってもらい、できれば2年以下で端末を買い替えてもらいたい。
など、戦略が組み込まれていることがよくわかります。
大手携帯会社2社では端末が23回まで5円という機種もありました。
とってもお得に聞こえませんか?
「いかにお得感を出すか…いかにお得な物を買うか…」という売る側と買う側の心理戦です。
確かに、このような広告だと流されて乗り換えをしてしまう人が多いのもよくわかります。
でも、売る側の販売戦略に簡単に乗せられるのではなく、自分にとってこのサービスが必要かどうなのかの選択が必要なことではないでしょうか?
携帯を本当に新しい機種に買い替えたいのか?
ギガはどれぐらい必要なのか?
スマホはどの機種が自分に合っているか?
等…自身に問いかけてみるのが大切かもしれません。
iPhoneユーザーだった私もandroidに変えて、5年ぐらいになります。
携帯=iPhone!と、全く疑っていなかったのですが、ふとiPhoneの機能を全く使いこなしていない自分がいることに気づき、それなら高いiPhoneよりandroidでいいのでは?と思ったのがきっかけです。
今ではAndroidで問題なく使えております。
このように、みんながiPhoneだから…とか、ただ割引サービスがあるから…ということに、惑わされることなく、自分にあったプランやスマホを購入することが最適だと私は思います。
余談ですが、日本でのiPhoneシェア率は7~8割、世界では3割。
androidは世界では7割だそうです。
日本にいるとiPhoneが当たり前に見えるかもしれませんが、世界をみると違うことがよくわかります。
このように、当たり前に必要だと思っていたものが、もしかしたら要らないもの…という可能性もあるかもしれません。
携帯に限らず、もしかしたらこれでなくてもいいのかも…と、疑問を持つことも大事なことかもしれませんね。