社会的に認められた奨学金制度

iyou-column-0530

皆様、こんにちは!
iyouコンサルオフィス広島 中岡です。

学校によって締切りも違うと思いますが、今年も奨学金の申込み手続きが始まる時期になりました。

まず、国内で最も知られている奨学金制度は、国が支援する「独立行政法人日本学生支援機構(JASSO)」になると思います。

奨学金制度に対して、文部科学省は大学生などを対象とする返済不要の「給付型奨学金」と授業料減免の対象について、これまでは世帯年収の上限がおよそ380万円を、2024年度から子供が3人以上いる多子世帯を対象に600万円程度まで引き上げるとことを発表しました。

その他、奨学金に手厚い制度も増えてきていますが、奨学金で困窮してしまっている若者が多いことが問題になっているため、奨学金=悪!というイメージを持っていらっしゃる方も多いかもしれませんが、制度は毎年変わっています。
そこをしっかり理解し、どうするかを決めていかれたらよいのではないでしょうか?

ですが、学生自身が借りるお金である奨学金は、世帯収入のほかに学生の「成績」が大きく関係し、成績不振や留年が決定してしまった場合は「停止」や「廃止」になることもあります。
他のローンと比べて金利も低く、国から貸して頂くお金であるため、審査は厳しいと思っておいた方が良いかと思います。

奨学金制度は決して悪!ではありませんが、理解しないと悪!になりかねない制度です。
本人の意思も含め、その辺りも家族でしっかり話し合い、最終的な決断を出すことをお勧めします。